- 10:00
- 出社。イギリスから届いたメールをチェック。大量なメールの中からプライオリティをつける。即効性の高いリクエストはすぐに製造現場と連絡し、対応を協議する。
- 11:00
- 次なるPB商品案の企画書を作成。今回は日本酒分野で仕掛けてみる。
- 12:00
- 昼食。某飲料水メーカーからの売り込みを英訳して、在英バイヤーに送る仕事が残っていたため、同僚に弁当を買ってきてもらい、自分のデスクで済ませる。
- 13:00
- 部署内でPB企画のミーティング。午前中に作成した日本酒PB企画案を提出する。全体的に高評価だったが、マーケティング結果の精度を高めるため、もう一度練り直すことに。
- 14:00
- 某スナックメーカーの担当者が、新商品の売り込みに来社。イギリスのマーケットに受け入れられるか、調査を約束する。
- 15:00
- デスクに戻り、朝出しておいた生産現場へのメールのレスをチェックする。イギリスの担当者が出勤するまでに、課題の解決を図る。
- 17:00
- 夕方からはイギリスとの連絡作業に移る。UKの始業時間に合わせて、メールや電話で連絡を取る。日本の就業時間を睨みながらの作業が続く。
- 19:00
- 決定済みの複数のPB企画について、在英バイヤーの担当者と電話で会議。日本茶の企画は具体的な話へ発展する。その後、今日一日できなかった雑務・書類作成を行う。
- 20:00
- 明日のための準備を終え、帰宅。

「働いている実感」を求めて転職。オープンな職場環境で日々成長
私はインターネット関連会社の営業職を2年経験した後、キャリア採用で弊社に入社しました。以前の職場では単調な仕事の連続であったため、自分が働いている意味、意義を見失いかけていました。自分の可能性を試すことができる環境に身を置いて仕事がしたいと考えていたところ、海外に多くの拠点をもち、専門商社としての実績も高い西本貿易に出会ったのです。まったくの畑違いではありましたが、留学経験で培った英語スキルを活かし、海外の大きなマーケットに挑戦できるという魅力に惹かれて転職を決めました。入社後は忙しい中にも、自分が海外に食品を提供することによって、世界の人たちの生活に貢献していると実感できているし、同時に責任ある仕事であるとも認識しています。
独自の日本食文化をもつイギリスのマーケットと格闘する日々
現在所属するアジア食品流通事業部第二グループは、アメリカ以外の世界各国に日本食を中心とするさまざまな食材を提供していく部署です。日本でつくったものだけでなく、中国などアジア各国からも食材を輸出しています。私はイギリスの マーケットをほぼ一人で任されていて、日本や その他各国で製造された日本食材を販売・輸出しています。イギリス は 他国のマーケットと大きく異なる点 があります。まず、イギリス在住の 日本人向けだけでなく 、現地のイギリス 人向けの日本食マーケットも早くから 展開されていたということです。またその商品も、輸入元メーカーの商品をそのまま売るのではなく、イギリス 人向けにアレンジ・開発されたものが珍しくない ということです。当然、弊社でも現地の希望に応えるため、さまざまな商品開発を行っていますが、さすがに日本食の歴史が長いだけにさまざまな リクエストが毎日のように舞い込んできます。例えば、英国人は魚介系のダシは好まないので、ダシ抜きの味噌汁を独自に開発したりしています。試作品をつくり、現地に送り、試飲してもらって意見を聞き、それを工場へフィードバックする……といったサイクルを何度も繰り返しながら新商品がつくられます。もちろん、パッケージデザインや価格設定もしかり。私のパソコンには、朝には英国からのリクエストメールが届いていますし、午後からは国内や中国など生産現場からの確認メールが絶えず舞い込みますから、そのレスポンスや調整・指示だけでも1日仕事になります。ただ、そういう苦労の末にでき上がった商品が好評だと、喜びもひとしお。それまで関わった工場の責任者や在英バイヤーの担当者らと祝杯を上げたい気分になります。
英国のスーパーに並んだ“苦心作”に思わず涙腺が緩んで…
私が携わった商品でもっとも思い出深いのは、PB(プライベートブランド)商品「SUSHI KIT」。寿司はすでに世界的にもメジャーな日本食で、もちろん英国でも大人気ですが、家庭で簡単につくれないのでほとんど外食向け食品でした。昨年の夏だったでしょうか、「家庭でも簡単に作れる巻き寿司キットはできないか?」という英国からのリクエストに答え、日本はもちろん、中国の取引先ともミーティングを始めました。レトルトパックのご飯や醤油などは日本で、海苔やゴマ、ガリ、割りばしや巻き簀は中国で、といった具合に、それぞれの割り振りを決め、同時にそれをセットするトレイも試作していきます。上記で述べたように 大きさ、デザイン、価格など詰めなければならないものが多々ありますし、各地から上がってくる試食品の出来も気になります。自分で気がついた不備はすぐに製造現場と連絡を取り、改善してもらう――この作業をしっかりしておかないと、後から思いもよらぬミスとなって自分に跳ね返ってくるのです。近年、中国食材の安全性が厳しく問われていることもあり、品質管理部門や中国上海事務所と情報を常に共有し、 しっかりとしたリスク管理 を行っています。ときには出張に合わせて試作品を英国に持ち込み、バイヤーの担当者と何度も折衝しながら改良を重ねていきます。そして 数ヶ月後、 ついに英国のスーパーなどに商品として並ぶ日が来ました。「売れ行き好調!」という連絡はもらっていたものの、やはり自分の目で確かめたくて、しばらく経って英国出張中にスーパーに寄ってみると、見覚えのあるパッケージがコーナーの一角にどんと並んでいました。そして夕食前だったこともあってか、少し見ている間に次々と現地イギリス 人のお客様が自分のカートに入れていくのです。その光景は、ちょっと涙でにじんではいますが今でもしっかりと頭に焼き付いています。
大きなフィールドで自分の力を試したい、挑戦したい人、来たれ!
入社 して2年。これまではイギリス からのリクエストに応えることで精一杯だった面もあります。でも、何とかここまでやってこれたのは、仕事を任せつつも後方から常にヘルプしてくれていた上司や先輩方のおかげでもあります。もちろん、自分のやる気がすべての原動力になっているのは言うまでもありません。何度もイギリス に行って現地の担当者の意見も数多く聞いてきましたし、やっとマーケットの特性や傾向も把握できてきました。2007年10月にはドイツで行われた食品見本市にも参加し、見聞を広げてきました。これからは欧州エリアのチーフとして、知識 ・交渉力でさらにスキルアップして、攻めに出たいと思っています。まずは、こちらからの商品提案、その後は日本食という枠を超えて、スパイスやフレーバーなど現地食にも切れ込めればいいですね。大きなフィールドで自分の力を試したい、挑戦したいという人なら、弊社は十分に自分の力を発揮できる環境がある会社だと思います。それは私の経験をもって保証します。


